【肥料設計】野菜に適した肥料を施すために

肥料設計の基本

こんにちはミヤモトファームの宮本(あだ名:もっさん)です。

夏もいよいよ本格化してきて、野菜の収穫も始まってくる頃ですね!(2022/7/17現在)

皆さんの作物は良い感じで育っているでしょうか?

まあ、作物はたくましいのである程度ざっくりでも順調に育つものです。( ´∀` )

しかし、さらに高みを目指すためその作物に合った肥料を与える事で、さらなる豊作を目指すことが出来るのです。

今回は、一部の作物を例として設計していきます。

目 次

  1. 施肥設計の基本的な考え方
  2. 施肥量の計算方法
  3. おまけ

施肥設計の基本的な考え方

作物に必要な3大栄養分といえば、「窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)」
が有名ですよね。(その他様々な養分がありますが、ここでは割愛)

ざっくりそれぞれの役割として、窒素(葉)・リン(花・実)・カリ(根)に影響を与えます。

施肥量の計算方法

では、早速計算をやってみたいと思います。

今回は、みんな大好き(?)道民の味ジャガイモ!!

ジャガイモの1㎡当たりの施肥量(g)はN8・P14・K11です。

※参考文献により多少の違いはあります。

次に肥料を購入するのですが、種類が多すぎて良くわからないという方は、ジャガイモ専用の肥料いも類の肥料(N7・P10・K8)があるのでそちらをチョイスするのが間違いないと思います。

そして、ジャガイモを育てる面積を算出します。例10m×10m=100㎡

面積が出たら、窒素を基準として下記の計算を行います。

【施肥量】=【元肥必要窒素量】/【肥料の窒素含有率】×【面積】

 ⇩

【施肥量】=【8㎏】/【7%】×【100㎡/1000㎡】

 ⇩

【11.4㎏】=【8㎏】/【7%】×【100㎡/1000㎡】

この通り、100㎡の畑にジャガイモ専用の肥料を使用して施肥する場合11.4㎏の肥料が必要だという事がわかりました。

また、pHの調整も必要なのですがそれは次回

おまけ

肥料計算は簡単なのですが、複数種類の野菜を育てる方はイチイチ計算するのは手間になると思います。

そこで、便利の計算ソフトがあるので紹介します。

【施肥なび】

「施肥なび」は、地方独立行政法人 青森県産業技術センター農林総合研究所が管理・運営する施肥設計支援システムです。

ダウンロードも会員登録も必要なく、すぐに使い始められるのでお勧めです!

会員登録すると肥料銘柄の登録や施肥計算結果の保存等の機能が追加されるので、検討してみてください。

リンクは⇩

https://www.aomori-itc.or.jp/sehisekkei/

以上簡単でありましたが、肥料計算についてお伝えしました。

参考にしていただき、皆さんがそれぞれの作物で多収を納められますよう願っております。

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